まずはこちらのニュースをご確認下さい。
WBCチケット高騰 東京D開催の日本戦最高額176万円 [yahooニュース]
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6551552
※リンク切れの可能性があります。ご容赦下さい。
WBCチケット176万円!これって本当に「野球」?
WBCの東京ドームチケット(10人定員のマススイート)が176万円で販売されているというニュースを見て、頭を殴られたような衝撃を受けました。
「WBCって、何のためにやってんの?」
純粋に野球を愛するファンは、この価格を前に呆然とするしかありません。WBCは、選手たちが国の威信をかけて戦う世界的なお祭り。ファンは選手の熱いプレーに感動し、一喜一憂するために、球場やテレビの前に集まります。なのに、この176万円という途方もない金額はあまりにも現実離れしていませんか?これでは、一般のファンを置き去りにした、一部の富裕層だけが楽しむ特別なショーに見えてしまいます。
5億人のファンを置き去りに?
世界のスポーツランキングに特化した『SPORTS SHOW』によると、世界の野球ファン人口は約5億人にも上ると推定されています。もちろんファンは収入も生活環境もさまざま。WBCは、そんな幅広い層にとって共通の夢であり、希望の舞台です。しかし、超高額なチケットはその広大なファンが居る事を軽視しているように見えます。
「手の届かない夢」になれば、熱心なファンが離れ、新規のファンも育ちません。野球人気は徐々にしぼんでいく危険があります。
市場原理は正しい、でも…
「需要があれば価格は上がる。それがビジネスや!」
確かにその通り。WBC決勝という唯一無二のコンテンツには需要が集中し、価格が高騰するのは理屈では正しいことです。でも、それが長期的に野球のためになるかと聞かれれば、私は「違うんちゃうの?」と言いたい。
なぜなら、目先の利益を優先するあまり、「野球の土壌」を枯らしてしまう可能性があるからです。
野球の未来のために
野球は一部の富裕層だけのものではなく、子供からお年寄りまで、誰もが楽しめる国民的スポーツです。WBCのような舞台は「ファンが見れて、感じて、共感できる夢舞台」でなければならない。そうでなければ、若者が憧れを失い、未来のスターも育ちにくくなります。ビジネスの成功は大切です。しかし、それが5億人のファンを失望させるものになってはいけません。
最後にいいたいこと
176万円のチケットは市場原理的には正しいのかもしれません。
けれど、その正しさが5億人の野球ファンの熱狂を失わせるのだとしたら、それは本当に正しい未来でしょうか?
176万円のチケットを5万枚売っても、176円(1ドルちょい)で5億人に売っても、同じ880億円。
どっちが野球の未来のためになるんやろな。
WBCが、お金のためだけではなく、野球を愛するすべての人々のための祭典であり続けることを心から願っています。
この記事をご覧の貴方はどのようにお考えでしょうか?
よろしければコメント欄でお考えを教えてください。
ご感想など一言お願いします!